南京大虐殺記念館でボランティアをする日本人女性―中国メディア

Record China    2019年3月5日(火) 8時20分

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4日、現代快報は、江蘇省南京市の南京大虐殺記念館でボランティアに従事する日本人女性を紹介する記事を掲載した。写真は南京大虐殺記念館。

2019年3月4日、現代快報は、江蘇省南京市の南京大虐殺記念館でボランティアに従事する日本人女性を紹介する記事を掲載した。

同記念館は3日、5日の「雷鋒に学ぶ日」にちなんだボランティア活動を実施し、応募した120人余りのボランティアが参加した。ボランティアたちは来場者の案内、救急対応、展示の説明、演芸、宣伝などさまざまな活動に従事し、その1人である日本人の吉川淳子さんは史実陳列ホールで続々と訪れる来場者を案内していた。

大阪出身で62歳の吉川さんは、地元の大学で歴史学を学んだ時に日本による中国への侵略について「真相を知りたい」と考えたという。その後北京の大学に入って学士、修士を取得すると、今年7月からは南京中医薬大学で博士課程を学ぶとのことだ。

吉川さんは「南京で博士課程を学ぶことを選んだ理由は、南京大虐殺記念館があるから。ネットで今回のボランティアの件を知り、電話で応募した」と語る。

ボランティア活動期間中、吉川さんは1930~40年代の日本語文献の翻訳も手伝っている。当時の日本語文法は現在と異なるため、一定の知識や経験がないと読み込めないのだ。また、日本人来訪者の案内も担当しており「多くの日本の友人が私を訪ねて南京にやってくる。さらに多くの日本の人に、歴史の真相を知ってもらいたい」と話した。(翻訳・編集/川尻

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