中国海軍のレーダー照射、「日本側の執拗な追跡や挑発によるもの」―中国メディア

Record China    2013年2月6日(水) 13時53分

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6日、このほど中国海軍の艦艇が日本の海自護衛艦に向けてレーダー照射を行ったことに対し、マカオ国際軍事学会の黄東会長は「中国海軍の行動はやむを得なかったのかもしれない」と発言。資料写真。

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2013年2月6日、中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報(電子版)は、このほど中国海軍の艦艇が日本の海自護衛艦に向けてレーダー照射を行ったことに対し、中国の専門家や香港メディアの見解などを紹介した。

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同事件について、マカオ国際軍事学会の黄東(ホアン・ドン)会長は「当時、特殊な状況が発生した可能性があり、中国海軍の行動はやむを得なかったのかもしれない」と発言した。

また、香港・大公報は6日の報道で、「武器を直接相手に向ける方法を除いては、射撃管制用レーダーの照射は最も戦争に近い行為と言っても過言ではない。そのため、国と国の艦艇の間でこの手段は滅多に使われない。なぜなら、射撃管制用レーダー照射後の次のステップは実際に射撃することだからだ。また、レーダーを照射することは自分の居場所を相手に知らせるようなもの。平和な時代において、艦艇の座標(位置)は軍事機密に含まれる。そのため、よほどのことがない限り自分で居場所をさらすことはしない。専門家の分析によれば、今回の事件は日中両軍の間に異常な事態が発生した可能性がある。たとえば、日本側の挑発行為や長時間にわたる追跡などだ」と伝えた。

さらに、中国・環球時報は記事の中で「日本はあまりにも身勝手な解釈をしている」と指摘。仮に中国がレーダーを照射したとしても、それは日本側が執拗に中国海軍の艦艇を追跡し、挑発したからだと伝えている。また、同紙はこの事件で日本側が中国を批判していることに対し、「日本は尖閣諸島問題を加熱させ、安倍首相訪米のウォーミングアップをしている。これは、日本の右翼的政治手法の典型だ」と指摘した。(翻訳・編集/内山)

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