Record China 2019年2月21日(木) 20時20分
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奈良県のシカにかまれるなどの被害が過去最多となり、そのおよそ8割が中国人などの外国人だったと報じられたことについて、中国メディアやネットユーザーがその理由を分析している。
中国メディアの観察者網は20日、「萌えるシカが狂暴に? 奈良県でシカが人をかむ事件が過去最多、負傷者の多くは中国人」と題する記事を掲載。日本の報道を引用して、18年4月から19年1月まででシカによる被害が200件、負傷した人は209人で過去最多になったこと、被害に遭った人の約8割が中国人などの外国人だったこと、17年度には被害に遭った外国人のうち8割以上を中国人が占めたことなどを紹介し、中国人の被害が多い理由については日本メディアが「観光客数自体が多い」ことを挙げたと伝えた。
記事は、「奈良のシカは奈良公園で長く生活していて、人々がエサをくれることを知っている。そのため、鹿せんべい売り場に集まったり、観光客を追いかけたりする。しかし、なぜおとなしくてかわいらしいシカがこれほど狂暴になるのだろうか」と疑問を提起。その答えとして、観光客が写真撮影のためにじらすことや、あいさつだと思っている「おじぎ」がいら立ちを表している可能性があることなどを挙げている。また、昨年には鹿せんべいの与え方を日本語、英語、中国語で説明した看板が設置されたことも紹介した。
中国のネットユーザーからは、「中国人の被害が多い」と報じられていることに関して、「そこに行く中国人観光客の数が多いから」という声が上がったが、「自業自得。中国人観光客のマナーが悪いからだ」「中国人は素養を高めてから行くべき」との声や、「面白いのはシカがお辞儀をするのが攻撃的な動作(の可能性がある)だということ。中国人がバカみたいに『お辞儀しなさい』とか言っているのをいつも聞く」という声もあった。
また、観光客がじらすことが原因の一つに挙げられていることについて、「そうじゃない。私はきちんとせんべいをあげていたが、ほかのシカたちが集まってきてかまれた。一緒に行った男友達はじらしにじらしていたけど最後までかまれなかった」「怒らせなくても突進してくることがある。鹿せんべいを持っている限りね。中国人観光客のマナーに問題があると言っている人は絶対に行ったことがない。行けば分かる」といった反論も寄せられた。
ほかには、「野生動物なんだよ。肉食だろうと草食だろうと、接するには必ず一定の距離を保たないと」と注意を呼び掛けるコメントも見られた。(翻訳・編集/北田)
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