2013年1月26日、環球網は人民日報高級記者の丁剛（ディン・ガン）氏の記事「専門家：核弾頭は北朝鮮に安全をもたらさない＝北朝鮮は中国に面倒をかけるな」を掲載した。

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朝鮮半島の核問題はブレーキがかかるどころか、さらに前進を続けている。これは東アジアの安定にとっても、中国の利益にとってもマイナスだ。06年7月以来、国連安全保障理事会は4回の北朝鮮非難決議を採決した。しかし同決議によって直接北朝鮮を取り締まれるわけではない。

ただし本当に核兵器を保有すれば朝鮮半島の対立は激化し、政治的にも経済的にもさらに孤立すると北朝鮮も理解しているだろう。北朝鮮自身も安全保障を心配するがゆえに核兵器を必要とするものの、核開発を進めれば逆に海外の圧力が高まり安全保障がより懸念される悪循環に陥っている。

現在の問題は対峙している各勢力の誰もが譲歩しないことだ。大局を見て、今、譲歩するものは国際社会の尊敬を得られるであろう。

朝鮮半島情勢が中国にもたらす最大の課題は、この問題が中国の戦略的運用の空間をせばめることだ。だが日の出の勢いで成長を続ける中国は対応手段を持っている。朝鮮半島問題で中国が重要なカードを持っていることは間違いない。もし中国に面倒をもたらせば、それは地域の平和に対する問題とイコールであり、最終的にはトラブルメーカーそのものに報いが降りかかってくるだろう。（翻訳・編集/KT）