Record China 2013年1月27日(日) 19時5分
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25日、中国のテレビをつけると、若い男性がお見合い番組に出演しているのをよく見かける。若い男性にとって恋人を探すのが本当に難しい時代なのだと実感する瞬間だ。写真は中国の人気お見合い番組。
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2013年1月25日、中国のテレビをつけると、若い男性がお見合い番組に出演しているのをよく見かける。若い男性にとって恋人を探すのが本当に難しい時代なのだと実感する瞬間だ。中国婦女報が伝えた。
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中国では一人っ子政策によって男の子重視の傾向に拍車が掛かり、2020年には結婚適齢期の人口のうち、男性が女性よりも3000万人も多くなるとする調査報告もある。この男女比のアンバランスにより、結婚適齢期の男性の多くが結婚できないという問題が生じ、これを中国では「婚荒(フンホアン)」と呼んでいる。
「婚荒」に直面している結婚適齢期の男性は、テレビのお見合い番組に出演したり、恋人募集の広告を掲載したり、出会い系サイトやインスタントメッセンジャー(IM)のQQや中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」を利用したりと、さまざまな方法で網を張り巡らし、婚活に励んでいる。ある女子大生によると、通っている大学に理工大学の男子学生が毎日のように出会いを求めてやって来るという。将来、売れ残ってしまうことを恐れて、大学の時から手当たりしだい声をかけているのだ。
さらに、幼児のうちに親同士が縁談を決めてしまう昔の習慣復活の気配さえしている。ある1980年代生まれの女性は、自分の周囲を見ると、女の子より男の子を生む友人のほうが多く、自分の3歳の息子の「嫁」探しを始めているという。母親ばかりが集まるネット上のグループで、ある母親が娘の写真をアップした途端、ほかのお母さんたちの間で「取り合い」になり、「婚荒」を実感したという。
本当に「婚荒」を恐れるべきなのだろうか。実際には「婚荒時代」は「婚競時代」でもあり、競争に勝てる実力さえ身につけることができれば、何も恐れる必要はない。逆に、恐れても無意味だ。
筆者にも、息子の結婚相手が見付からないことを心配し、息子に大学で恋人を探すよう命じた親戚がいる。その息子は実際に、同級生の女子大生と付き合い始めた。恋愛にもお金がかかり、その親戚は自分たちの出費を削って、息子の恋愛を支えてきた。ところが、彼女はオンラインゲームが大好きで、その息子も一緒になって遊んでいたところ、肝心の学業がおろそかになってしまった。そして、もともとは卒業後一緒に仕事を探し、一緒にお金を貯めて、2、3年後に結婚する予定だったが、卒業するまでに彼女から別れを告げられてしまった。その理由は、二人とも一人っ子で、卒業後は各自実家がある町に戻らなければならないからとか。その息子は失恋したことで意気消沈してしまい、さらに、在学期間中の貴重な時間を恋愛に費やし、何の知識も身につけられなかったことを後悔してもしきれないという。結局、適当な仕事もなかなか見つからない。
一方、ある教師の息子は全く違った道を歩んでいる。彼は「恋人を急いで作る気はなく、まず仕事を一生懸命して競争力を身につけたい」と言っていた。そして、優秀な成績を収め、大学院に進んだ。その後、同じクラスのかわいい女の子が、彼の意志の強さや才能にほれ込んだ。ほかにもたくさんの女の子に人気となり、交際を求められた。苦労しなくとも、相手から寄って来るという状態だ。
このように、「婚荒時代」は競争力が求められる時代なのだ。適者生存というように、まず自分磨きに励み、円熟の道を歩めば、「売れ残る」ことはないだろう。いつの時代も、愛を求め、結婚するためには、「実力」が必要。強い自分がいれば、焦る必要は何もない。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/TF)
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