Record China 2019年2月18日(月) 11時40分
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卓球のITTFチャレンジプラス・ポルトガルオープンで、日本の早田ひな(18)が中国の元世界ランク1位(現5位)の劉詩ブンに勝利したことが、中国に衝撃を与えているようだ。
卓球のITTFチャレンジプラス・ポルトガルオープン(OP)で、日本の早田ひな(18)が中国の元世界ランク1位(現5位)の劉詩ブン(リウ・シーウェン)に勝利したことが、中国に衝撃を与えているようだ。
16日に行われた女子シングルス3回戦で、早田は4—2で劉に勝利した。中国メディアの澎湃新聞は「(劉は)レベルが低い今大会で自信を取り戻すことが目的だったが、意外なことに日本の2000年代生まれの新星に番狂わせを演じられた。中国女子の主力であり、世界チャンピオンでもある劉詩ブンのパフォーマンスは意外なものだった。微博(ウェイボー)の検索ワードランキングでもトップ3になった」と驚きをもって伝えた。
さらに、「もちろん、作戦面の要素もあっただろうが、多くのネットユーザーが王曼ユ(ワン・マンユー)ら若手が台頭しつつある中で、この27歳のベテラン選手が東京五輪からますます遠ざかったのではないかと感慨を抱いている」とし、「劉の状態よりもさらに懸念されるのは、隣国日本の新星が絶えず中国に衝撃を与え続けていること。平野美宇、張本智和、伊藤美誠から早田ひなまで。彼らはみんな2000年代生まれの若い世代だ」と危機感をあらわにした。
また、スポーツメディアの騰訊体育は、多くの中国の主力選手が同大会を回避する中で劉を出場させた理由について、コーチの馬琳(マー・リン)氏が大会前に「劉と相談して(今大会出場を)決めた。近頃の劉の状態には波がある。たくさん勝つこと、あるいは優勝することで自信をつける必要がある。レベルの低いポルトガルオープンでも、優勝することができれば自信をつけられる」と語っていたことを紹介。その上で、「今回の敗戦は、中国のコーチ陣が最も見たくなかった結果だろう。しかも、早田はまだ伊藤のような絶対的な日本の主力レベルではない。にもかかわらず、何もできずに相手に勝利を許してしまった」と伝えた。
一方で、中国のネットユーザーからは「日本、すごいじゃないか」「これは良いことだ。そうでないと、五輪が中国国内リーグみたいになってしまう」「中国は世界の卓球界で覇権を握って何年にもなる。そろそろライバルが必要」「ライバルがいなければ進歩はない」「日本の努力は認められるべき。同時に、中国も絶えずレベルアップを図らないといけない。永遠に自己満足してはいけない」など、日本の台頭を歓迎する声が大勢を占めている。
なお、早田は17日に行われた同大会決勝で、橋本帆乃香を4—3で下して優勝した。(北田)
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