「悪巧みで大成功した中国人」雑誌記事は人種差別、華人団体が提訴―フランス

Record China    2013年1月25日(金) 18時24分

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17日、仏週刊誌「LE POINT(ル・ポワン)」は、在仏華人への差別報道問題に回答する記事を掲載した。同誌を提訴したフランス華僑青年協会は不十分だとして訴訟を継続する意向だ。写真はフランス。

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2013年1月17日、仏週刊誌「LE POINT(ル・ポワン)」は、在仏華人への差別報道問題に回答する記事を掲載した。

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2012年8月、LE POINTは「悪巧みで大成功した中国人」とのタイトルの長編記事を掲載し波紋を呼んだ。フランス華僑青年協会は偏見や差別に満ちた記事だとして、仏反人種差別団体・SOSラシスムを代理としてLE POINTを提訴した。

1月17日、LE POINTは「愚かな論戦を終わらせるために」と題した記事を掲載した。記事は冒頭で華人華僑への謝罪の手紙のようなものと説明。すべての華人女性が売春婦だなどと書いてはいないと説明しつつも、中国系移民の感情を傷つけたのならば謝りたいと述べた。

しかしフランス華僑青年協会の王瑞(ワン・ルイ)氏は、記事は謝罪の手紙ではないと反論。問題の記事も「一部の中国人女性」という表現ではなかったとして提訴は撤回しないと方針を明らかにした。

王氏によると、2008年のラサ事件から北京五輪聖火リレーにかけての中国に対する報道、中華レストランの衛生問題など、フランスでは差別報道が続いているという。今回の提訴は広く注意を集めており、問題提起としてはすでに成功しているとも話している。(翻訳・編集/KT)

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