人民網日本語版 2019年2月12日(火) 20時30分
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「海外で旧正月を過ごす」ことが、中国人にとって次第に流行の年越しスタイルになりつつある。写真は日本の観光地。
「海外で旧正月を過ごす」ことが、中国人にとって次第に流行の年越しスタイルになりつつある。中国人の春節(旧正月、今年は2月5日)の過ごし方と言えば、故郷に帰ることが伝統的なスタイルだったが、春節連休中は海外に出て、海外で年越しするという選択をする中国人が増加の一途を辿っている。中国新聞網が伝えた。
ビザ取得が簡略化されるようになった国が増え、海外での春節イベントが多く行われ、普通の人々が海外のより多くの場所に足を伸ばすようになったことを受け、亥年の春節連休は、海外で一家が集うという家族が大幅に増加した。
総合旅行サイトの「Lvmama.com」が10日に発表した報告書「亥年春節旅行総括」によると、春節連休中に海外旅行に出た中国人(延べ人数)は前年同期比3割増加した。出発日別にみると、観光客の43%は、旅行者数が少なくコスパも高いことから、「時差旅行」を選択し、大晦日以前の1週間もしく春節連休後半と休みを合わせるかたちで旅行に出ている。
旅行目的地別にみると、春節連休中の人気の海外目的地は、タイ、日本、シンガポール、ベトナム、インドネシア、モーリシャス、イタリア、オーストラリア、フランスだった。このうち、アライバルビザが無料化されたタイと、マルチビザ取得条件が緩和された日本については、大中都市のファミリー客や海外リピーター客の予約から出発日までの期間が大幅に短縮された。また、岩手県の安比高原スキー場や愛媛県の温泉観光など、一部のマイナーな旅行目的地も大人気を博した。
長距離海外旅行では、逆シーズン地への避寒旅行や親子での遊学ブームを受け、オーストラリアやニュージーランドの増加幅がかなり大きかった。スペインやデンマークなど伝統的な旅行先国では、スペイン・マドリードの中国縁日や特別興行コンサートなど、バラエティーに富んだ各種イベントが続々と催された。デンマーク・コペンハーゲンの商店街では、「福」の字のショッピング祭りが開催され、お年玉が配られ、海外旅行中の中国人にすこぶる評判が良かった。報告によると、亥年春節連休中、旅行期間8日以上の長距離旅行に出た人(延べ人数)は前年同期比23%増加した。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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