2013年1月18日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、中国を訪問中の鳩山由紀夫元首相はこのほど南京大虐殺記念館（江蘇省南京市）を訪問した際、中国側の特別待遇を受けていたことが分かった。日本側は不快感を表明し、与党・公明党は来週中国に特使を派遣すると発表した。

【その他の写真】

同記念館を訪問した日本の首相経験者は、村山富市、海部俊樹の両氏に次ぎ鳩山氏が3人目。鳩山氏は中国訪問中、同記念館で事件について謝罪したほか、尖閣諸島（中国名・釣魚島）は「（領有権の）係争地」と発言。これに対し、日本政府は「日本の立場と相反する」と遺憾の意を表明していた。

与党・公明党の山口那津男大宝は同17日、中国に22〜25日に特使を派遣すると発表。同代表は記者会見で「日中対立は双方の利益に合致しない。両国に必要なのは大局的な出発点だ」と表明した。（翻訳・編集/AA）