Record China 2013年1月17日(木) 16時44分
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16日、中国を訪問した鳩山由紀夫元首相が尖閣諸島について、「係争地であることを互いに認めるべき」との考えを示した。「政治的譲歩」ととられかねない内容だが、中国版ツイッターでは比較的冷静な意見が出ている。写真は17日、南京大虐殺記念館を訪問する鳩山元首相。
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2013年1月16日、中国を訪問した鳩山由紀夫元首相が賈慶林(ジア・チンリン)全国政治協商会議(政協)主席や楊潔●(ヤン・ジエチー/●=竹冠に「褫」のつくり)外相らと会談し、意見交換を行った。その際、鳩山氏は尖閣諸島について「係争地であることを互いに認めるべき」との考えを示したという。
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日本政府が一貫して主張してきた「領土問題は存在しない」との立場にブレを生じさせるかのような元国家首脳の発言。中国側には「政治的譲歩」ととられかねない内容に、日本では批判の声が噴出しそうだ。一方、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでは、比較的冷静な意見が出ている。主な意見は以下の通り。
「領土問題の存在を認めさせたこと自体が、中国政府にとっては偉大なる歴史的進歩だろう」
「鳩山ってもともと親中派だもんね…まあ、こう言うだろうね」
「彼が認めたからって何になるというんだ?」
「鳩山は安倍とは所属政党が違う。だから、日本の現政権とは見解も異なるだろう」
「鳩山はもう首相でもないし政界から引退したんだ、これは日本政府の見解ではない」
「辞任させられるような形で去っていった元首相が、まだ影響力を持っているとでも?日本では首相を退任すれば、その人はただの一般庶民。ましてや、1年ももたずに首相が交代するような国だから、“元首相”なんて腐るほどいるんだよ?」
「彼は元首相であり、現首相ではない。そして、認めようが認めまいが、領土に関する争議が存在することは確か。そして、認めたところで日本が事実を操作するのは確か。これにだまされず、団結して日本に対抗しよう」
「我々が日本に認めてほしいのは『尖閣は中国領』という事実であり、『争議の存在』ではない。これが政治的譲歩とは笑わせるよ!」
「彼がまだ政界での生存競争の渦中にいるなら、こんな発言はしなかったはず。尖閣問題は日中両国にとって外交カードの一つであるし、内政問題から国民の目を背けるための道具であるし、乗りかかった船からは下りられないよね」(翻訳・編集/愛玉)
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