米国が中国に巳年の贈り物、軍事競争が激化か―露メディア

Record China    2013年1月18日(金) 6時20分

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15日、アジアにおける米中の軍事競争が激化するかもしれないとロシアメディアが指摘した。写真は中国海軍のミサイル駆逐艦。

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2013年1月16日、環球時報(電子版)によると、露ラジオ放送ボイス・オブ・ロシア(VOR)ウェブサイトは15日、「巳年に米国が中国へ大きな贈り物をしようとしている」と題する記事を掲載した。2012年に米国はアジアを再重視する戦略を明らかにしたが、2013年に入って本格化しようとしている。

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米国防総省はアジア太平洋地域における米国の軍事的影響力を広げることに着手している。これは東シナ海や南シナ海において中国が軍事活動を活発にしていることに応じたもので、すでに日本と韓国に米海軍基地があり、60〜70隻の艦船、200〜300機の航空機を常駐させ、同地域では2隻の空母が警備態勢をとっているが、米国はこれをさらに増強し、海軍力の6割を同地域に投入しようとしている。

しかし、ロシア民族友好大学の専門家は「米国の戦略に対し中国も海軍力を拡大するだろう」と指摘し、「中国の若い将軍たちが断固とした行動を呼びかけるようになっており、こうした傾向は重大な結果を招きかねない」と注意を喚起している。

また、ロシア科学アカデミーの専門家は「中国は今後さらに譲歩しなくなるだろう」との見通しを示し、影響力を強めようとする米国と海軍力を強めようとする中国がそれぞれのルールで行動する権利を得ようとして競争が激しくなるとみている。(翻訳・編集/岡田)

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