Record China 2013年1月16日(水) 8時38分
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14日、韓国紙・中央日報によると、ここ数年で中国の製造業が韓国を猛追し、ハイテク、IT関係の業界は警戒感を示している。資料写真。
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2013年1月14日、韓国紙・中央日報によると、ここ数年で中国の製造業が韓国を猛追し、ハイテク、IT関係の業界は警戒感を示している。
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韓国貿易協会は13日、2011年に輸出市場シェア世界1位を譲り渡した韓国製品は26品目に上ることを明らかにした。このうち12品目は中国が1位となっている。中央日報はこれについて、中国の技術的追い上げが韓国の部品、素材輸出企業だけでなく、対中貿易で利益を上げてきた韓国経済全体の脅威となっていると伝えた。
先週、米国のラスベガスで開催された2013年国際家電見本市「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で、サムスン電子は展示場の最前面に世界最大となる110インチ(2.79メートル)の超高精細テレビを展示した。だが、この製品の核心部品であり、枠である110インチのパネルは中国京東方科技集団(BOE)の製品だった。サムスンのキョン・ヒョンソクTV事業部長は、「パネルはサムスンでも製造できるが、他の部品をすべて製造するのは困難である」と述べている。
今までとは異なる形での中国の追撃が始まっている。中国企業は従来、全面的な低価格攻勢を行なっていたとされるが、現在は韓国の先端技術に照準を合わせてきている。これはすなわち韓国にとって部品産業における脅威となる。
また、現在首位を占める韓国製品のすぐ後につけている中国製品は13品目。中国が韓国を抜き去った製品も、09年は2品目、10年は7品目、11年は12品目と、増加を続けている。中国は海外から部品を購入するのではなく、国内で生産、調達する中国国内販売ルートを形成している。
中国のスマートフォンメーカーである華為(ファーウェイ)はCESに自主開発のクアッドコアプロセッサを出品した。APはスマートフォンの脳に相当する半導体チップである。大多数の企業が、クアルコムやインテルの製品を使用する中、中国はAPを自主製造している。これまで、スマートフォンのAPを自主製造したのはサムスンだけだった。
中国は先端設備の製造、次世代ITなどを7大戦略産業として育成している。7大産業がGDPに占める割合を、3年以内に2%から8%の4倍に増やす計画だ。韓国経済研究院のチェ・ナムソク副研究委員は、「中国の7大産業は韓国が重点的に育成している産業と重複している。韓国が経済民主化にとらわれて将来の成長産業の育成を軽視すれば、取り返しのつかない結果をもたらすだろう」とコメントしている。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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