Record Korea 2022年1月25日(火) 0時30分
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韓国で地下鉄内の「妊婦配慮席」に座ったまま妊婦に席を譲らず、「満足した」と写真まで投稿した男性が物議を醸している。写真は韓国地下鉄の「妊婦配慮席」。
2022年1月24日、韓国メディア・ソウル経済によると、韓国で地下鉄内の「妊婦配慮席」(妊婦用の優先席)に座ったまま妊婦に席を譲らず、「満足した」と写真まで投稿した男性が物議を醸している。
記事によると、韓国のあるオンラインコミュニティーに21日、「今日は本当に満足した」というタイトルの文章が投稿された。投稿者は「譲ってやらない。消えろ」という悪口と共に1枚の写真を掲載。その写真には、妊婦配慮席に座る投稿者の前で、「マタニティーマーク」をバッグに付けて立つ1人の妊婦が写っている。
その後、この写真は「妊婦に妊婦配慮席を譲らず満足した男」というタイトルが付けられ、オンラインコミュニティーやSNS上で急速に拡散された。これを見た人々からは「こんなことが自慢なの?」「本当に情けない」「だから韓国の出生率が低いんだ」などと批判が殺到。しかし一方で、「義務でもないのに何がいけないのか」「譲るかどうかは個人の選択」など、男性を擁護する声も上がっているという。
韓国では2015年に妊婦配慮席が地下鉄内に設置されたが、その有効性については何度も議論が繰り返されている。16年には妊婦配慮席に座る男性らをこっそり撮影して投稿するサイトが登場し、波紋を呼んだ。
今回の件を受け、地下鉄の妊婦配慮席を管理するソウル交通公社は、「妊婦配慮席はあくまでも優先席のため、空けておくことを強制するのは難しい」とし、「持続的な認識改善活動を通し、文化を定着させることが必要」とのコメントを発表したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「義務ではないけど、満足して自慢することではない。自分も産んでくれた『母親』に譲ってあげて」「誰もいない時ならいいけど、妊婦を前に座るのは家庭教育に問題があると思う」「将来あなたの妻が同じ目に遭うことを想像してみて。もしくはすでに結婚を諦めている?」「妊婦に席を譲らないことで反フェミニズムを主張しているつもり?」「地下鉄に乗る前に常識を置き去りにしてきたんだね」「こんなことに満足するなんて、どれだけくだらない人生を送っているの?」「どうせなら自分の顔写真もアップすればいいのに」など、男性に対する批判のコメントが相次いでいる。(翻訳・編集/丸山)
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