Record China 2013年1月10日(木) 16時9分
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9日、中国は政権交代を果たす節目の1年を迎えた。未曾有の急成長を見せた大国の動向はますます国際社会の注視を浴びるだろう。しかし、国内に目を向ければ、発展の恩恵を享受していないとの声が聞かれることも確かだ。写真は“蟻族”と呼ばれる中国のワーキングプアたち。
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2013年1月9日、中国は新政権への交代を果たす節目の1年を迎えた。近年、未曾有の急成長を見せた大国。新政権発足後の動向はますます国際社会の注視を浴びるだろう。しかし、国内に目を向ければ、その目覚ましい発展の恩恵を享受していないとの国民の声が聞かれることも確かだ。国力においてある程度の国際的認知を得たものの、多くの内政問題を抱える現状からは目を背けることはできないだろう。
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この問題について、中国紙・環球時報は先月31日より電子版上でアンケートを実施。「国の発展と個人の生活環境、どちらに関心がありますか?」との質問を投げかけ、9日午後7時時点で1万6279人の回答が寄せられた。結果、「国家の発展」と回答したのは全体の77%にあたる1万2587人、「個人の生活環境」と回答したのは同23%にあたる3692人だった。その真意はいかなるものなのだろうか?以下、アンケートに寄せられた主な意見を探った。
■国家の発展が重要
「国、国、まずは国あっての我が家だから!」
「大河に水が満たされて、支流には初めて水が行きわたる。大河が枯渇すれば支流も干からびる。国と個人の関係もまさに同じだ。イラクやアフガニスタン、シリア、リビアなど国力のない国には、国外の列強が介入してくるものと相場が決まっている。中国だって日本に侵略された時代には、民衆の命なんて保証されなかった。まして、仕事や安定や幸せな生活なんて望むべくもなかった。すなわち、国力の増強こそが個人の潤いよりも重要なのである。商売人や資本家にはわかるまい」
「国がある程度発展して、政府は初めて民生に手をつけることができる。そして我々民衆は、優れた政策のもとでこそ、家庭生活を潤わせることができる」
「僕の人生最大の願いは、祖国が真に強くなること。個人の運命は自分自身で何とかするしかない。個人個人がしっかり働き、それが国家に対しての最大の貢献になるのだ」
「国家の経済発展が第一。国民の向上はその後だ」
■個人の生活環境が重要
「国民なくして国は成り立たない。個人個人の存在が最も大切なんだ。国民が幸せに暮らしてこその、よい国だ」
「国力が強くなっても庶民の負担は増えるばかり。医療、教育、住宅、すべて個人が自分で負担する問題になっている。これが社会主義国家の在り方なのでしょうか?我々が理想とする共産主義社会には、あと何が足りないのでしょうか?安定した国民生活なくして、何が科学技術立国でしょうか?誰か教えてください!」
「庶民の僕は40歳にもなって自分の持ち家さえ買えず、親と同居して、いまだ会社勤めの身。社会人になって20年以上。いつになったらマイホームが持てるのか?」
「国力が増強したようでも、国民は相変わらずの苦しい生活。これでは“国強民富”ではなく“国強民苦”だよ」(翻訳・編集/愛玉)
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