「日本が放射能汚染水111万トンの海洋放出を検討」と韓国メディア

Record China    2019年1月25日(金) 10時10分

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24日、参考消息網は、日本の福島第一原子力発電所に貯蔵されている放射性汚染水が111万トンに上っており、海に排出する可能性があるとする、韓国メディアの報道を伝えた。資料写真。

2019年1月24日、参考消息網は、日本の福島第一原子力発電所に貯蔵されている放射性汚染水が111万トンに上っており、海に排出する可能性があるとする、韓国メディアの報道を伝えた。

記事は、韓国紙ハンギョレ電子版の23日付報道を引用。国際環境団体グリーンピースが22日に世界向けに発表した報告で、2018年12月13日現在、同原発の燃料容器内に存在する放射性汚染水は98万8000トンを超えており、原子炉やタービンの建屋に残っている汚染水量も2万8000トンに達し、汚染水は毎週2000~4000トンのペースで増加していると伝えた。

そして、汚染水が増え続ける大きな理由として、2011年の事故発生時に溶融した原子炉核燃料が温度上昇により二次的な化学反応を引き起こすのを防ぐために、毎日相当数の冷却数を1~3号ユニット原子炉に注いでいること、原発を海面に近い低地に建設したために地下水や雨水が原子炉に注ぎ込んでいるという2点を挙げている。

記事はまた、「2021年3月には汚染水の貯蔵容器がいっぱいになるものの、現時点で容器を増設する計画はない」と指摘。「昨年10月には、原子力規制委員会委員長が記者に対して、汚染水を希釈して海に排出することを日本政府が認めるだろうと発言した」とし、「外部からは間もなく排出が始まるのではないかとの懸念が出ている」と伝えた。

記事によると、グリーンピースの報告はこのほか「当初汚染水が増えたのは、東京電量が建設費用、冷却水の使用費を節約するために計画を変更し、発電所を海抜10メートルの窪地に建設したから」「東京電力と日本政府は前任者が犯したミスから何も学んでいない。唯一の解決方法は、汚染水を中長期貯蔵できる鋼鉄製の容器に入れ、処理技術の発展を模索することだけだ」と指摘しているという。(翻訳・編集/川尻

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