Record China 2019年1月17日(木) 16時20分
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16日、観察者網によると、中国がスウェーデン国内に設置した衛星地上基地について、スウェーデンの専門家が「スウェーデンに悪影響を及ぼす恐れがある」との見解を示した。写真はスウェーデン。
2019年1月16日、観察者網によると、中国がスウェーデン国内に設置した衛星地上基地について、スウェーデンの専門家が「スウェーデンに悪影響を及ぼす恐れがある」との見解を示した。
スウェーデン北部のキルナにある中国リモートセンシング衛星地上基地北極基地は、2016年12月に運用を開始した。中国初の国外衛星基地で、スウェーデン宇宙公社(SSC)が同基地および中国との協力について「純粋な民間用途」であることを保証している。
しかし、ロシアメディア・スプートニクの16日付の記事によると、スウェーデン国防省の機関に所属する専門家ヨン・リーキスト氏が先日、同国のテレビ番組に出演した際、「この基地に関する協力は、中国の軍事的潜在力を高める可能性がある」と指摘。基地の管理を強化すべきと呼び掛けたという。
また、同氏は「仮に中国の軍事衛星が何らかの衝突により故障した場合、中国はこの基地を臨時の観測ツールとして用いることになる。これはわが国にとって都合が悪い。EUの他国及び米国との重要な協力という点から見て、深刻な問題を引き起こしかねない」と語ったという。
この発言に対して、スプートニクは「中国とロシアの『宇宙大戦』において、スウェーデンは完全に米国と同じ立場を示す可能性がある」と評したうえで、ロシアの軍事専門家の意見として「米国は中国が宇宙を管理する能力を最大限制限したいと考えている。米国の盟友やパートナー、特に欧州のパートナーはこの目的に利用される可能性がある。米国がスウェーデンの軍事当局に圧力をかけることもありうるだろう。それなら、中国はロシア国内にこのような基地を設置するのがベターだと思う」と伝えているという。(翻訳・編集/川尻)
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