Record China 2019年1月16日(水) 12時40分
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15日、複数の韓国メディアが、韓国政府が発表した国防白書の注目すべき点は「敵の概念と日本との関係の変化」だと伝えた。写真は韓国大統領府。
2019年1月15日、複数の韓国メディアが、韓国政府が発表した国防白書の注目すべき点は「敵の概念と日本との関係の変化」だと伝えた。
国防白書は2年ごとに発行され、文在寅(ムン・ジェイン)政権では初となる。新たな国防白書では北朝鮮を敵とする文章が削除され、敵の概念は「周辺の全ての脅威と侵害勢力」であるとされた。これについて韓国・SBSは「北朝鮮だけでなく、日本や中国も韓国を威嚇すれば敵になるという意味だ」と伝えている。韓国国防部関係者は「国民の一般的な認識を考慮して表現を調整し、反映させた。本格的に非核化の成果を上げなければならない今年はより一層、南北の協調が求められるため、過去より未来に目を向けたい」と説明したという。
また周辺国との軍事協力においては、日本の順番に変化が見られた。前回は日本、中国の順に書かれていたが、今回は中国、日本の順だった。さらに、日本と「自由民主主義と市場経済の基本価値を共有する」との表現も削除された。これについて韓国・JTBCは「強制徴用に対する賠償判決やレーダー照射問題での対立が影響を与えたようだ」と分析している。
これを受け、韓国のネットユーザーからはさまざまな声が上がっている。「終戦宣言していないのだから北朝鮮は主敵。ネットをよく炎上させる日本は敵で、休戦中の北朝鮮は主敵じゃない?これは問題だ」「北朝鮮を近づけ、日本を遠ざけてもいいことはない。北朝鮮の核ミサイル小型化の開発が加速化するだけ」「確かに日本は過去に韓国を苦しめたけど、時代は流れた。日本が最も近い国であり、民主的価値を追求する先進国かつ強大国である事実は変わらない。なぜ日米韓同盟を壊そうとする?」「赤化統一すればいい。私は移民する」「今日から韓国国民の主敵は文大統領だ」など、国防白書の内容に不満を示す声が多い。
一方で「過去を反省しない日本とはいかなる価値も共有できない」「日本に苦しめられた過去を忘れないという強い思いが感じられる」など肯定的に評価する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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