<2012年、中国版ツイッターが見た日本10-9>中国人の恥だ…南京の追悼式典で日本人に暴行事件

Record China    2012年12月31日(月) 20時40分

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2012年、中国のインターネット界では4億人近い一般市民がを通じ、発言権を持ちだした。今特集では、2012年に“中国版ツイッター”をにぎわせた日本関連の話題をご紹介する。第9回は「南京の追悼式典で日本人に暴行事件」。写真は南京大虐殺記念館。

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2012年、情報鎖国が続いていると考えられていた中国で、大きな異変が起きた。依然として政府の検閲下にある同国のインターネット界で、4億人近い一般市民が“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サービスを通じ、発言権を持ちだしたのである。情報の受け手としても十全とは言えない状況にある彼らだが、それでも個人の意見を自由に発言し、情報の送り手側ともなったのだ。

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この“中国版ツイッター”を通じて、既存のメディアからはうかがい知ることのできない中国人の本心を知ることができるようになった。彼らは、日本のことをどう思っているのか?今特集では、2012年に“中国版ツイッター”をにぎわせた日本関連の話題をご紹介する。第9回は「南京の追悼式典で日本人に暴行事件」。

12月、旧日本軍による南京事件から75周年を迎え、中国・江蘇省南京市の南京大虐殺記念館で追悼式典が行われたが、これを取材していた日本人男性記者が、居合わせた中国人2人に暴行を受けるという事件が発生した。記者に外傷はなく、男らは周辺の警官が取り押さえたが、連行されたかどうかは不明だ。

この事件について、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトで中国人の意見を探った。驚くことに、暴行を働いた犯人への非難が飛び交っている。これまでによく見られた、犯人を支持するようなコメントや「日本人は自業自得」といった罵声は、一部では見られたもののかなりの少数派であった。以下、寄せられた主な意見。

「中国人の恥」

「この大切な日に事件を起こすとは。深く追及すべきだ」

「こういうことは絶対ダメだ」

「ののしるのもいいだろう、殴るもいいだろう、しかし万が一この記者が親中派で、事実を正確に報道しようとしている記者だったら?怒りを晴らしたいとしても、その対象が誤っている。僕らはもうそういう時代の人間じゃないんだ」

「ある男が悪事を働いたからと言って、その妻や子までを糾弾すべきだろうか?仮に日本人の報道関係者だったとしても、彼が客観的事実の報道に努めていた限り、彼を殴る理由なんてないさ」

「もし8割の中国人がこの犯人の行為を支持するとしたら?中国の強国化なんて無理だね」

「日本人を殴ることが愛国じゃない、日本人を超えることこそが愛国なんだ」

「本をよく読み、世界をよく知り、人をよく知れよ」

「人を殴り、人を殺し、人を侮辱してもいいと思っている“愛国者”たちに言いたい。生き残った南京事件の被害者の声を聞いて、再考してもらいたい。誰もがこの史実に怒りを感じているさ。だが、その表現方法については人それぞれだ。感情を発散するのは簡単なことだが、僕らは過去の日本人と同じになってはならない。史実を学び、それを生かすということは何か?それは単なる怒りの発散であるべきではないだろう」

「過激な民族主義者たちは愛国という偉大な言葉を汚している。70年前の戦争は、日本の一部の軍国主義者たちが扇動したものである。その侵略行為は憎むべきものであるが、日本の国民に罪はない。一部の人間の誤りによって、民族全体を非難すべきではないのだ!」

「歴史は悲劇を忘れないためにあるのであり、未来を恨むためにあるのではない」(翻訳・編集/愛玉)

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