女性幹部12人、“美容”のために公金横領、エステ通い数百回―北京市

Record China    2012年12月20日(木) 17時20分

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19日、美容のために巨額の公金を横領した元・北京市衛生局機関工会主席の白宏被告に懲役15年の判決が下ったことが分かった。写真は北京でのエステイベント。

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2012年12月19日、検察日報によると、北京市第一中級人民法院は、元・北京市衛生局機関工会主席の白宏(バイ・ホン)被告に対し、汚職の罪で懲役15年の判決を下した。白宏被告は上訴しないという。

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2011年3月、北京市検察当局は、白宏被告が長期間にわたって高級エステに通い、大金を使っているとの匿名の手紙を受け取った。検察の調べによると、白被告が管理する工会の銀行口座には大量の現金が預けられ、そこから引き出された現金は「会議費」や「養成費」「事務用品」「御礼」などに使われていた。しかし、これらの支出の領収書を発行したホテルや商店、貿易会社などはすべて、白被告が通っていた高級エステサロンの系列会社だった。

この高級エステサロンの運営会社は北京市内に5店舗のエステサロンを所有。白被告は工会の公金を何度も横領し、美しくなるためのあらゆる施術を受けていた。60歳間近の同被告は、周囲からの嫉妬や羨望の声を聞くたびに成功者としての快感に浸ることができたと話す。調べでは、2006年7月から2011年3月までに、白被告は自身が管理している工会会費から399万元(約5400万円)を横領し、エステやジムなどに使っている。

担当検察官によると、最近同様の事件が13件発生。そのうち女性容疑者は12人で、40歳代から50歳代がほとんど。それぞれが責任ある立場にあり、仕事も成功している。ただし美へのこだわりは異常なほど強く、エステサロン通いの回数は平均で数百回に上っている。エステサロンでの消費は外部には見えにくいため、発覚も容易ではない。多くの女性がエステの罠に陥っている状況は、北京市史上初めてといえるだろう。(翻訳・編集/本郷)

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