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中国の大ヒットドラマ「延禧攻略」が2月に日本で放送、日本語タイトルが中国人の笑いのツボを刺激―中国メディア

人民網日本語版    2019年1月3日(木) 21時20分

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中国で2018年に最もヒットしたネットドラマ「延禧攻略」が2月から日本で放送されることが明らかになった。日本版のタイトルは原題と全くスタイルが異なるため、中国の多くのネットユーザーの笑いのツボを刺激している。

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中国で2018年に最もヒットしたネットドラマ「延禧攻略(Story of Yanxi Palace)」の人気は東南アジアだけでなく、香港や台湾などにまで波及し、中国の動画共有サイトでの再生回数がおよそ180億回に達したほか、香港の民放テレビ局・TVBの2018年視聴率王に輝いた。そして、「延禧攻略」が2月から日本で正式に放送されることがこのほど明らかになった。日本で中国の大ヒットドラマが放送されるとなると、これまでは有料チャンネルでの放送が多かったが、今回は無料チャンネルで放送されるという点は注目に値する。人民網が伝えた。

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「延禧攻略」では、清の乾隆帝の時代、主人公の魏瓔珞が死んだ姉の真相を探るために宮女として後宮に入り刺繍工房で働き始める。そして、持ち前の知恵を生かして、数々の試練を乗り越えて、最終的に清王朝における最も栄えた時代を築き上げた第6代皇帝・乾隆帝の令貴妃になる。同ドラマは18年7月に中国の動画共有サイトで配信が始まった。

「延禧攻略」が日本で放送されるというニュースは瞬く間にネット上の話題をさらい、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では、「延禧攻略の日本語タイトル」が人気検索ホットワードとなった。文化の違いがあるため、日本では海外のドラマを放送する際、タイトルを日本人でも理解しやすいように翻訳されることが多い。「延禧攻略」の日本語タイトルは「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」。そのタイトルは原題と全くスタイルが異なるため、中国の多くのネットユーザーの笑いのツボを刺激している。そして、このタイトルには「とても日本っぽい」や「中二病でもありながら、とても熱いものも感じる」などの声が寄せられた。また、人気漫画「坂本ですが?」を真似して、「瓔珞ですが?」というタイトルにすればというユニークな声も上がった。その他、「延禧攻略」の日本語版宣伝動画も話題の的となり、多くのネットユーザーが、「日本語吹き替えは漫画チックで、やや違和感がある」としている。

日本で放送された中国ドラマを振り返って見ると、「中二病でもありながら、とても熱いものも感じる」日本語タイトルが付けられるというのが一種のスタイルのようになっている。

例えば、「還珠格格」の日本語タイトルは「還珠姫~プリンセスのつくりかた~」だった。「姫」という言葉には何の違和感もなく、主人公の小燕子のかわいさが増すタイトルになっている。「金枝欲■(■は薛の下に子)」の日本語タイトルは「紫禁城 華の嵐」だった。日本の視聴者の間で同ドラマは好評を博し、中国版「大奥」と称された。

その他、「歩歩驚心」の日本語タイトルは「宮廷女官 若曦」、「琅▲榜(▲は王へんに邪)」は、「琅▲榜~麒麟の才子、風雲起こす~」だった。また、「宮廷の諍い女」というタイトルで放送された「後宮甄嬛伝」に出てくる名台詞「賤人就是矯情」が「猫かぶってるクソアマ」と翻訳されたことについては、多くの中国人から「中国語のセリフにある重みがなくなってしまっている」と失望の声が上がっている。

歴史ドラマのほか、中国の多くの現代ドラマも、これまで日本で放送されてきた。例えば、「杉杉来了」は「お昼12時のシンデレラ」という日本語タイトルで、「漂亮的李慧珍」は「逆転のシンデレラ~彼女はキレイだった~」、「微微一笑很傾城」は「シンデレラはオンライン中~微微一笑很傾城」、「何以笙簫默」は「マイ・サンシャイン~何以笙簫默~」というタイトルで放送された。

これらのタイトルを見たネットユーザーの多くは、「日本語タイトルを見ると、中国のアイドルが出演しているドラマはシンデレラストーリーというお決まりのパターンであることが分かる」、「どれもがワンパターン。どのドラマを見ても新鮮味がない」との声を寄せている。その他、原題と日本語タイトルが360度違う作品もある。例えば、「広州殺人事件」と「詩人の大冒険」というタイトルを見て、周星馳(チャウ・ シンチー)が主役でおなじみの映画「九品芝麻官」と「唐伯虎點秋香」を連想できる人が一体何人いるだろうか?(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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