Record China 2012年12月14日(金) 16時13分
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13日、台湾外交部主催の「釣魚島(尖閣諸島)作文コンクール」が開催され、新竹の高校生、張統一君が優勝した。だが、その珍しい名前があだとなり、バッシングが起こっている。写真は抗議活動のため尖閣諸島に向かう台湾の漁船団。
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2012年12月13日、台湾外交部主催の「釣魚島(尖閣諸島)作文コンクール」が開催され、新竹の高校生、張統一(ジャン・トンイー)君が優勝した。だが、その珍しい名前があだとなり、バッシングが起こっている。環球網が伝えた。
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統一君の作文は、今年起こった尖閣諸島の事件について、台湾、中国、日本のそれぞれの立場を書き、中華民国が「釣魚島の主権を有している」ことについて歴史、地質、地理的に実証したもの。審査員からは「歴史的背景をわかりやすく整理し、的を射た問題提起をしている。若者の愛国心が豊かに表現されている」との評価が下された。
統一君は今回のコンテストについて、「作文コンクールで釣魚島の主権問題が解決するとは思わないが、これを通じて、一般国民の国家主権に対する考え方を理解できた。国家に責任を負うのは政府だけでない。国民が自ら関心を持たなければ、国は強く豊かにならない」とコメントした。
今回の受賞について、ネット上では「統一」という名前が与党国民党の目標である最終的な中台統一を連想させることから、「審査員は名前で選んだ」という批判が起こり、「外省のイヌ、ブタ」という罵声が浴びせられている。
これについて両親は、「子どもの名前は祖父が付けたもので、そういう意図があったものではないし、家でも政治の話はしない。子どもの名前だけを取り上げて攻撃するのは不公平だ」と訴えている。
台湾の林永楽(リン・ヨンラー)外交部長は「平和的解決が必要であることは皆の共通認識だ。もちろん、数十年にわたる問題であり、一足飛びに解決する方法を若者に期待することは不可能だ」と述べた上で、「審査は公正に行われたもので、作文は素晴らしい内容だった」とコメントしている。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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