中国の就職で有利なのは「既婚で子持ちの女性」―香港メディア

Record China    2012年12月14日(金) 6時40分

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7日、求人広告には「経験者優遇」の文字がよくあるが、最近の中国ではそれが「既婚で子持ちの女性優遇」に変わってきているという。写真は貴州省貴陽市の若い母親。

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2012年12月7日、香港中国通信社によると、中国では最近、既婚で子供を持っている女性が就職に有利だという。11日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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河南省でこのほど女性のための就職支援会が開催された。子供を出産後、初めて就職活動に参加した王さんは32歳。7年間の経理経験を持っているが、「企業は新卒者を採用するだろう」と内心不安に。会場で数社の企業ブースを回ったところ、そのうち3社から好感触を得た。鄭州にある大型商業施設の人事担当者は王さんに対し、その場で「2日後に面接する」と告げた。

この人事担当者によると、最近「既婚で子供を持っている女性」を採用する傾向にあるという。「結婚や出産という人生の大きなヤマを越えた女性の方が、仕事に対して情熱的であり、積極的に取り組んでくれるから」というのがその理由だ。こうした傾向はこの企業だけではない。就職支援会に参加した企業の約7割が雇用条件に「既婚で子供を持っている女性優遇」と明示していた。

ある企業の人事担当者も「家庭を持って子供を育てた女性は精神的に落ち着いており、責任感も強く仕事も真面目にこなす。もし若い女性を採用して、結婚や出産で仕事を辞められたら、企業にとって大きなマイナスだ」と説明した。人材管理に長年携わってきた専門家も、「既婚で子持ち」の女性の採用に企業が積極的になっている傾向について「労働コストからみても合理的な判断」と指摘。「子育てをした女性の方が未婚女性よりも仕事に熱心で、精神面でも成熟している」と話した。(翻訳・編集/本郷)

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