Record China 2012年12月12日(水) 17時37分
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12日午前9時49分、北朝鮮が「人工衛星」との名目で発射を予告していた事実上の長距離弾道ミサイル発射された。ミサイル搭載物はすでに軌道に到達し、打ち上げは成功との見解が出ている。
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2012年12月12日午前9時49分、北朝鮮が「人工衛星」との名目で発射を予告していた事実上の長距離弾道ミサイルが、同国北西部・平安北道鉄山郡東倉里の西海衛生発射台から発射された。日本のNHKをはじめ、韓国のKBS、米国のCNN、英国のBBC、中国のCCTVなど各国の主要メディアが速報のかたちでこれを伝えた。
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防衛相の発表では、ミサイルは南方向に発射され、分離した一部が午前10時1分ごろに沖縄県南西諸島上空を通過。最終的にはフィリピンの東約300キロメートルの太平洋上に落下したとみられる。日本領内への落下の可能性がなかったため、自衛隊は沖縄県に配備していた地対空誘導弾「PAC3」などでの迎撃措置はとらなかった。藤村修官房長官は「今回、北朝鮮が発射を強行したことは極めて遺憾であり、我が国として容認できるものではなく、北朝鮮に対して厳重に抗議する」と発言、日本政府は国連安全保障理事会での制裁決議も目指していくことになる。
韓国では李明博(イ・ミョンバク)大統領が国家安全保障会議を緊急招集。北朝鮮を非難する声明を発表した。
各国の主要メディアがミサイル発射を報道して1時間以上が経った正午過ぎ、北朝鮮の朝鮮中央テレビは特別放送枠でこれを報じ、衛星が「予定された軌道に進入した」としている。
今回発射したミサイルは、今年4月の打ち上げに失敗した際の予備機とみられる3段式。1段目が朝鮮半島の西方沖約200キロの黄海、2段目は朝鮮半島の南西約300キロの東シナ海に落下した。韓国軍部によると、これらは北朝鮮が事前に予告した飛行経路と一致しており、現段階では「発射は成功」との認識を示している。なお、北朝鮮は同様の内容を欧州各国やシンガポールなどにも通知した模様。北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)もすでに、ミサイルの搭載物が軌道に到達したとの見方を示している。(翻訳・編集/愛玉)
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