青い川に枯れる草、汚水排出工場の実態―北京市

Record China    2007年3月25日(日) 6時5分

拡大

2007年3月23日、北京市都市管理部門はある紙箱工場の立ち入り検査を行った。この工場は未処理の排水を近くの公園や川に流し、環境を破壊した容疑がかけられている。

(1 / 3 枚)

2007年3月23日、北京市都市管理部門はある紙箱工場の立ち入り検査を行った。記者は管理部門の係員とともにこの工場を訪れた。この工場には汚水排出の容疑があるのだ。

その他の写真

工場内に入ると、印刷機の横に2本の排水管があるのが見つかった。排水管には毒々しい色の液体が流れ込んでいる。この排水管は工場の外に通じており、1本は排水を公園の草地に直接流している。排水が流された一角の木々は枯れていた。もう1本の排水管は近くを流れる小川に流れ込むようになっている。工場の近くに住む住民は「川の色は随分前から青くなってしまった」と証言する。夏には川から嫌なにおいが立ち上り、近隣住民は窓を開けることすらできなくなるという。

紙箱工場の責任者は、この工場の工業用排水の90%は工場内で処理しており、一部分だけが工場外に排水されていて、その排水も国家の環境保護基準をクリアしたものだと反論した。しかし主張を裏付ける証明書などは存在しなかった。検査した都市管理部門の係員によると、検査の結果、排水に問題があれば3日以内に解決するように命じられるとのことだ。(翻訳・高口康太/編集・佐々木康弘)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携