Record China 2018年12月21日(金) 12時20分
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21日、ここ数日韓国の大部分の地域でスモッグが深刻化している。そうした中、韓国メディアの「元凶は中国だ」論が再び繰り返されているという。写真はソウル。
2018年12月21日、環球網によると、17日から韓国の大部分の地域でスモッグが発生し続けており、大気汚染が深刻になっている。そうした中、韓国メディアが「元凶は中国だ」と再び伝えている。
記事によると、韓国メディア各社は、「中国のスモッグが襲来し、大気中の微粒子状物質の濃度が上がっている」「中国から飛来するスモッグが猛威を振るっている」など、スモッグの原因として中国を挙げているという。国立環境科学院の大気汚染予報も、「中国からスモッグが流入し…」「中国のスモッグで外出時はマスクが欠かせない」などと伝えているという。
記事は、「こうした中国元凶論はここ数年たびたび繰り返されてきたが、その根拠は冬の季節風が北西から吹くことにある。その季節風に乗ってスモッグが流れ込むという理屈となっている」と説明。「『スモッグの元凶は中国』という意識は韓国人と韓国社会に深く根付いており、その不満や批判を伝える報道やネット上の書き込みは枚挙にいとまがなく、『中国に正式に抗議し、改善を求めるべきだ』と韓国大統領府の請願サイトにも書き込まれている」と伝えた。
その上で、「実際にはスモッグの発生源だと指摘された山東省の工業地帯では大気汚染は大幅に抑制されており、原因は中国ではないことは韓国メディアの調査でも明らかになっている」と反論。「実は大気汚染の主要な原因は韓国国内にあるという。とりわけソウルは人口密度が高く、スモッグが発生しやすい環境にある」などとしている。
記事は、「こうした真相は一向に広まらず、それどころか非難の対象にまでなってしまった。そして、韓国メディアの『元凶は中国だ』報道がまたも繰り返されている」と主張している。(翻訳・編集/岡田)
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