習総書記、市民の支持を背景に汚職への対応強める―中国

Record China    2012年12月11日(火) 12時51分

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10日、中国共産党の習近平総書記が深セン市など広東省各地の視察を開始したと、日本をはじめとする海外のメディアが報じている。写真は第18回中国共産党大会での習総書記。

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2012年12月10日、中国江蘇網によると、中国共産党の習近平(シー・ジンピン)総書記が深セン市など広東省各地の視察を開始したと、日本をはじめとする海外のメディアが報じている。

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読売新聞は9日、習総書記の新体制が自身のイメージアップを始めたと報じた。視察に当たって厳重な警戒態勢を敷くこともせず、歓迎の横断幕もない質素な視察となっており、会議の簡略化や無駄の排除をアピールしていると伝えている。また、党中央紀律検査委員会が四川省ナンバー3の幹部を重大な規律違反の疑いで取り調べを行っており、新体制が汚職に厳格な姿勢で臨み、党内の引き締めに力を注いでいると伝えられている。

スペインのABC紙は7日、11月に開かれた中国共産党第18回党大会で指導部の刷新が行われ、新指導部が党内の綱紀粛正に乗り出し、汚職と官僚主義、悪化した党のイメージを改善しようとしていると報じた。比較的親しみやすい印象を持つ習総書記は一般市民との関係を維持することで汚職に対する不満や世論に立ち向かおうとしていると伝えられている。

習総書記は李克強(リー・カーチアン)首相らと国家博物館で「復興の道」展を見学した際にも特別な環境を作らず講話を行っており、他の政治局員らもひかえめな服装だった。習総書記の提唱する「中国の夢」は「アメリカンドリーム」を想起させ、ネット上で大きな注目を集めており、海外に住む中国系住民や留学生らの民族意識も高めているという。(翻訳・編集/岡田)

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