<北朝鮮ミサイル発射>なぜ国際社会の中で日本だけが北朝鮮を恐れるのか?―中国紙

Record China    2012年12月9日(日) 10時4分

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6日、環球時報はコラム「日本はなぜ北朝鮮を恐れるのか?」を掲載した。北朝鮮のミサイル発射に、日本は飛び抜けた強い反応を見せているとして、その理由を分析している。資料図。

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2012年12月6日、環球時報は庚欣(ゲン・シン)日本JCC新日本研究所副処長のコラム「日本はなぜ北朝鮮を恐れるのか?」を掲載した。

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北朝鮮の人工衛星“発射”問題が国際社会を騒然としている。なかでも日本の緊張は飛び抜けたもので、その反応も強烈だ。それはなぜだろうか?第一に日本の保守派が北朝鮮問題を奇貨として右傾化を進めようとしている点にある。

第二に日本は本当に北朝鮮を恐れている面もある。北朝鮮は世界で最も不確定的な危険国家とみられているが、日本はほとんど興隆がなく、東アジアでもっとも緊迫した二国間関係だからだ。

そして第三の理由はより深い背景となる。それは日米の分岐だ。北朝鮮の核の脅威は米国本土にまで届かない。実際に矢面に立つ日本も北朝鮮全域を攻撃する能力はない。さらに北朝鮮は米国との二国間対話を望んでいるが、その交渉の結果、日本や韓国は“犠牲者”とされることも十分考えられる。

北朝鮮の未来が不透明なことも懸念材料だ。東ドイツのようになるのか、ミャンマーのようになるのか、いくつかのパターンが考えられるが、いずれの場合も大量の難民を生み出し、周辺国に影響を及ぼすことになるだろう。

最後に米国の総合的な国力の衰退も日本の緊張の原因となっている。朝鮮戦争当時、米国は朝鮮半島で激しく戦った。しかし現在の米国は深刻な危機に苦しんでおり、東アジアの戦争に力を注ぐことはできないからだ。(翻訳・編集/KT)

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