Record China 2019年5月28日(火) 21時40分
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27日、澎湃新聞は日本のバドミントン界がどのようにして台頭したかについて紹介する記事を掲載した。写真はバドミントン。
2019年5月27日、中国メディアの澎湃新聞は、日本のバドミントン界がどのようにして台頭したかについて紹介する記事を掲載した。
記事は、先日のスディルマンカップについて「30年の大会の歴史で日本が決勝に残ったのは今回を含めわずか2回。そして、いずれも中国の壁に阻まれ優勝を逃している」としたうえで、初の大会金メダルの原動力として期待された桃田賢斗が決勝戦で力尽きたほか、女子でも山口茜が精彩を欠き、多くの課題を露呈したと紹介した。
その一方で、「日本のバドミントン界は現在、十数年間の臥薪嘗胆の期間を経て、大きく発展し続けている」と指摘。「2004年のアテネ五輪で惨敗を喫した日本が、韓国人の朴柱奉(パク・ジュボン)氏を監督に招聘して改革を断行、ここから日本の大きな成長が始まった」と伝えている。
記事は、朴監督が選手のモチベーションや闘志を高めるために、選手をハイレベルな国際大会に数多く参加させたと紹介。また、選手を鼓舞することで選手の意識を変えることに取り組んだとし、五輪のバドミントンで日本初の金メダルと獲得した藤井瑞希が「監督のお前ならできるという言葉で意識が変わった」と述べたことを紹介した。
さらに、「日本は卓球同様、バドミントンでも海外の指導者を積極的に呼び寄せた」と説明。朴監督以外にもインドネシア、韓国、マレーシアといった国籍のコーチがいると紹介。また、チームのバックには強力な研究チームも控えているとした。
そして、朴監督を中心とする十数年に及ぶ取り組みにより、特に青少年選手の育成に力を入れたことで、日本は徐々に国際的なビッグマッチで好成績を残すようになり、2014年にトマス杯で初めて優勝すると、16年のリオ五輪、18年のユーバー杯、アジア大会でも金メダルを獲得したと伝えた。
記事は最後に、育成に力を入れた「黄金世代」の若い選手たちが今ちょうど25歳というピークの時期に差し掛かっていると指摘。「1年後の東京五輪では、中国代表は苦戦を強いられることになるだろう」と展望している。(翻訳・編集/川尻)
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