苦境は2013年も継続、中国の輸出は楽観できない―台湾メディア

Record China    2012年12月8日(土) 16時39分

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6日、EUや米国といった取引先国の需要回復が以前鈍いままであることから、すでに苦境に置かれている中国の輸出は2013年に入っても楽観できない状況が続くとみられている。写真は福建省晋江市の雨具工場。

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2012年12月6日、台湾のNOWnews(今日新聞網)によると、欧州連合(EU)や米国といった取引先国の需要回復が以前鈍いままであることから、すでに苦境に置かれている中国の輸出は2013年に入っても楽観できない状況が続くとみられている。

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グローバルソースが中国の輸出企業1546社を対象に行った調査によると、多くの企業が2013年に入っても経営環境は依然として厳しい状況が続くとみていることが明らかになったが、半数以上の企業が2013年には海外からの発注で収益が増加すると見込んでおり、うち47%が輸出収益は10〜20%増加すると予測している。2012年と同等になると見ている企業は36%だった。

中銀国際証券の主席エコノミストは、海外からの発注は増加しても輸出コストや労働力コストの増加で国際貿易の直接的な収益は減少する可能性があると指摘するが、中国国務院発展研究センター金融研究所の専門家は収益に影響する原因は輸出コストの増加よりもグローバル経済や金融、債務問題など外部にあるとし、今後は安価な労働力や有利な為替レートなどに頼るのではなく、生産性や付加価値を高め、製品開発力を高めていく必要があると指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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