2018年12月17日、中国メディアの参考消息網によると、中国の大手通販サイトの購買担当者は、韓国製品について「日本製品に比べてパッケージなどのディテールが不足し、欧米製品に比べてブランドの認知度が低い」との見方を示しているという。

記事は韓国の華字紙・亜洲日報の11日付報道を引用し、韓国貿易協会国際貿易研究院がこのほど発表した、中国のバイヤーが見た韓国製品の競争力と対応策に関する報告書について伝えた。

報告書は、中国のバイヤー244人を対象にしたアンケート調査結果をまとめたもので、中国では「新中産階級」の増加に伴い、化粧品や食品、美容用品、ベビー用品などが今後最も有望な品目になると指摘している。

報告書によると、中国のバイヤーは、韓国製品の競争力として、「デザイン」（18．7％）、「品質」（17．4％）、「企業の信頼性」（16．5％）などを挙げた。一方、「価格競争力」（10．9％）は相対的に低い評価だった。

中国の大手通販サイトの購買担当者は、韓国製品について「日本製品に比べてパッケージなどのディテールが不足し、欧米製品に比べてブランドの認知度が低い」との見方を示し、「プレミアム製品でブランド価値を高めていくべきだ」と指摘した。

国際貿易研究院のイ・ボンゴル研究委員は、「中国は今後、米国を抜いて世界最大の消費市場に成長するだろう。韓国政府と関係機関は、中韓の良好な通商環境の構築に努力しなければならない」としている。（翻訳・編集/柳川）