中国第2の大規模ガス田を発見、埋蔵量は約3500億立方メートル―四川省

2007年3月18日、新華社の報道によると、四川省東北地方で採掘された「普光ガス田」の埋蔵量は3560．72億立方メートルで、中国第2の規模となる巨大ガス田であることがわかった。

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現在、世界の天然ガスの90％は海成層から発見されたものだが、中国での大規模なガス田の発見は今回が初めて。中国には450万平方メートルの海成層が存在し、1950年代から中国科学院の研究員たちが調査を続けていたという。

中国科学院・中科院地球物理研究所の研究員である劉光鼎氏は、「海成層からガス田を探し当てるのは世界的にも極めて難しい技術」だと語る。今回の採掘が成功したのは、中石化南方調査開発社と中国石油大学の協力による。この成功により、中国は今後さらに多くの天然ガス資源を得ることが予想される。採掘にあたった中石化南方調査開発社の社長・馬永生氏は、「西部のタリム盆地、四川、鄂爾多斯（オルドス）、さらに華北平原に至るまで中国には広大な海成層が存在している。今後も多くの天然ガス田が発見されるだろう」と語った。