中国資本のドイツでの企業買収が相次ぐ=技術情報の獲得が目的か―独紙

Record China    2012年12月6日(木) 8時38分

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1日、独ディ・ヴェルト紙が「中国人による独企業の買収が相次いでいる」と報じた。ドイツでは中国資本による直接投資が増加し続けている。写真は2012年7月、中国最大手の建機メーカー・徐工グループによるコンクリート機械大手・シュビングの買収。

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2012年12月1日、独ディ・ヴェルト紙が「中国人による独企業の買収が相次いでいる」と報じた。ドイツでは中国資本による直接投資が増加し続けている。中国・環球網が4日付でこれを報じた。

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投資の対象は主に機械分野のメーカーやプロジェクト。中国凌雲工業グループが自動車ドアロック装置メーカーのキーケルト社を買収するなど、とくにこの2年間で自動車工業における投資が顕著となっている。ドイツ機械工業連盟(VDMA)のトマス・リントナー会長は、「買収は過去最大規模」だと話すが、以前とは異なり、中国人による買収は現地で歓迎されているという。

中国資本が投資・買収をすすめているのは技術知識を入手することが主目的。マッキンゼー・アンド・カンパニーの専門家は、「中国に進出した独企業は技術情報を外部に漏らさない。そのため、中国側はこれに不満を持っている」と指摘。そこで、中国はドイツ現地での買収を通じて技術を獲得することで欧米に技術依存する現状を打開し、さらなる発展・成長を模索しようとしているという。(翻訳・編集/岡田)

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