<レコチャ広場>北朝鮮ミサイル予告、「中国は朝鮮半島情勢に引きずられない」―中国

Record China    2012年12月3日(月) 22時20分

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2日、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射予告について、中国湖南省の湘潭大学教授の李開盛氏は、ブログで「南北問題解決に向け、中国は積極的に関与すべきだ」と主張した。写真は北朝鮮のミサイル予想図。

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2012年12月2日、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射予告について、中国湖南省の湘潭大学教授でコラムニストとしても活動する李開盛(リー・カイション)氏は、ブログサイト・網易に「中国はもう朝鮮半島情勢に引きずられない」と題する記事を掲載し、「南北問題解決に向け、中国は積極的に関与すべきだ」との持論を展開した。以下はその概要。

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北朝鮮は12月1日、「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルの発射を予告した。これに対し日米韓3カ国は一斉に反発。日本は自国領海内にミサイルが進入した場合、迎撃するとの強硬姿勢に出ている。これに比べ、中国外交部はより温和な表現で対応した。同省報道官は「北朝鮮は宇宙空間を利用する権利があるが、国連安保理決議の制限を受ける。朝鮮半島の平和と安定のため、各方面が冷静に対応し、事態の深刻化を防ぐことを望む」と表明した。

北朝鮮のミサイル発射はその成否にかかわらず、最大の被害者が中国になるのは明白だ。北朝鮮体制の弱体化が進んでいるのは明らかだが、衛星打ち上げを機に米国は日韓との同盟を強化し、地域の平和と安定を口実にアジア戦略を展開。中国の外交戦略空間は一層狭められるだろう。

中国はもはや朝鮮半島情勢に引きずられることはできない。外交戦略を調整し、北朝鮮情勢の安定に主体的責任を追うべきだ。さらに北朝鮮に対し、中国の安全確保に向け朝鮮半島で問題を起こさぬよう知らしめなければならない。その上で北朝鮮軍の近代化を支援すべきだろう。(翻訳・編集/AA)

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