Record China 2012年12月3日(月) 20時57分
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中国外交部の秦剛報道局長は「北朝鮮には宇宙空間を平和利用する権利があるが、その権利は国連安保理決議など一定の制限を受ける」と述べた。写真は北朝鮮が打ち上げ予告したミサイル。
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2012年12月3日、東方早報によると、北朝鮮が「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイル発射を予告したことについて、中国外交部の秦剛(チン・ガン)報道局長は「北朝鮮には宇宙空間を平和利用する権利があるが、その権利は国連安保理決議など一定の制限を受ける」と述べた。朝鮮半島情勢について中国が用いたこれまでにない表現で、関係者の間には「中国が北朝鮮戦略を調整する兆しではないか」との見方が出ている。
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中国はこれまで北朝鮮情勢について「冷静な」「抑制ある」「朝鮮半島の平和と安定」などの決まり文句を繰り返すのみだった。このため世界各国から「朝鮮半島問題解決に消極的」とみられ、特に西側諸国からは「大国としての責任を果たさず、北朝鮮を擁護している」と問題視されていた。
今回の発射予告について、中国は一歩踏み込んだ表現をすることで北朝鮮のメンツを立て、西側諸国と一線を画す立場を強調したとみられる。一方で「安保理決議の制限を受ける」との文言を盛り込むことで、発射に対する中国への直接的な批判を避ける狙いがあったとみられる。(翻訳・編集/AA)
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