「金のブタ年」で中国は空前の出産ラッシュ

2007年3月20日、天津市の天津第三中心病院産婦人科の新生児室では、たくさんの赤ちゃんがすやすやと眠っている。病院によると、今年に入ってから産婦人科のベッドが空くことはなかったという。旧暦1月の一か月間だけで300人あまりの新生児がここで産まれたそうだ。

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中国第5回国勢調査のデータによると、2007年は中国4度目の人口ピークを迎えると予想される。ある専門家は、2007年に産まれた「ブタ年の赤ちゃん」が2200万人に達すると予測している。

なお、日本では今年はイノシシ年だが、中国ではブタ年。特に今年は60年に一度巡ってくる「金のブタ年」。この年は特別に金運の良い年とされ、この年に産まれた子は一生お金に不自由しないと信じられている。今年生まれると予想されている赤ちゃんの数は、辰年であった2000年の「ミレニアム・ドラゴンベビー」の数をはるかに上回る。現在、中国全土の各病院は出産ピークを迎えるために万全な体制を整えている。（翻訳・史湘懿/編集・佐々木康弘）