Record China 2012年11月29日(木) 17時2分
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26日、モバイルインターネット研究連盟(AMIR)は北京市でこのほど初の年度研究報告書を発表した。それによると、中国におけるスマートフォンの市場成長率は世界平均を大きく上回った。写真は江蘇省南京市で歩きながら携帯電話を利用する人たち。
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2012年11月26日、モバイルインターネット研究連盟(AMIR)は北京市でこのほど初の年度研究報告書を発表した。それによると、中国におけるスマートフォンの市場成長率は世界平均を大きく上回った。中国独特の都市化プロセスおよび中国社会の高い人口流動性が、モバイルインターネットの高度成長を促す社会的基盤となっている。この高い流動性は今後もしばらくの間続き、モバイルインターネットの持続的な発展を推進する原動力となると見られる。中国新聞網が伝えた。
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また、モバイルシステム調査機関の友盟が発表したデータによると、AndroidとiOSの今年の世界平均市場成長率はそれぞれ33%、12%だったが、中国ではこの割合が159%、87%だった。アプリ市場を見ると、今年第2四半期の中国市場における成長率は870%と、世界平均を大幅に上回った。
友盟の蒋凡(ジアン・ファン)CEOはこれについて、「表面的な理由としては、1000元(約1万3000円)代の格安スマートフォン普及により、モバイルインターネットの敷居が下がったということが挙げられるが、深い理由としては中国の持つ社会的基盤が挙げられる」と指摘する。
報告書によると、調査の結果、「80後(80年代生まれ)」、「90後」のAndroid携帯ユーザーのうち、60%以上が自分の故郷に住んでいないと答え、「70後」、「60後」、「50後」を大きく上回った。この数字から重要な社会的背景が見えてくる。すなわち、中国の「80後」、「90後」はモバイルインターネットの主要ユーザーであるだけでなく、ここ10年間にわたり、世界でもめずらしい都市化のプロセスを体験してきた世代なのだ。
蒋CEOは「過去10年で、2億人の中国人が農村から都市へと移り住んだ。大部分は青年・若者だ。このほか、戸籍に登録されていない都市人口や半都市化した人口もいる。中国独特の都市化プロセスにより人口の流動性が高まり、定期的な都市・農村間の流動、都市拡張による通勤時間の増加、ますます頻繁になる旅行と出張などにより、モバイルインターネットの成長を後押しする確固とした社会ニーズが形成された。これが中国と欧米諸国で異なる点であり、中国のモバイルインターネットの成長が世界平均を上回った根本的な理由とも言える」と指摘した。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/内山)
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