明代万里の長城、大規模補修工事が竣工―北京市

Record China    2012年11月27日(火) 18時51分

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26日、中国・北京市懐柔区の河防口で約1年半にわたって行われてきた明代の万里の長城補修工事がこのほど竣工した。同工事は北京市の万里の長城補修工事としては史上最大規模を誇る。写真は26日、北京市にある万里の長城の修復活動に参加する観光客。

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2012年11月26日、中国・北京市懐柔区の河防口で約1年半にわたって行われてきた明代(1368〜1644年)の万里の長城補修工事がこのほど竣工した。同工事は北京市の万里の長城補修工事としては史上最大規模を誇る。人民日報が伝えた。

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万里の長城の河防口区間は明代に北斉長城の基礎の上に建設されたもので、懐柔区懐北鎮河防口村の北に位置する。懐柔区文化委員会副主任・郭大鵬(グオ・ダーポン)氏によると、今回補修が行われたのは玉皇頂から西の3553mにわたる区間。敵楼・敵台(見張りに使う建物)25カ所、辺墻(万里の長城に準じた構造物)24区間が含まれる。作業は補強が主で、倒壊や破損の恐れがある長城の問題を解決し、危険を取り除き、表面化していない危険箇所を排除し、万里の長城本体の安全を確保することが目的。

自然や人為的要素による破損については、安定した状態にある万里の長城の壁、見張り台などであれば、安全確保を前提として現状保護と補強のみを行った。補修後の万里の長城は来年から観光客に開放される見通しだが、見るだけで実際に登ることはできないという。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/内山)

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