李氏は「長老軽視」、汪氏は「薄熙来と同類」で外される=新常務委員選出の内幕―中国

Record China    2012年11月27日(火) 8時29分

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25日、ロイター通信は、中国共産党の新政治局常務委員7人に、改革派の李源潮氏、汪洋氏が選ばれなかったことについて「李氏は長老軽視が反発を招き、汪氏は薄熙来氏と同類とみなされたため」と分析した。写真は李源潮氏。

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2012年11月25日、ロイター通信は、中国共産党が新たに選出した政治局常務委員7人に、改革派で中央組織部長の李源潮(リー・ユエンチャオ)氏、広東省党委員書記の汪洋(ワン・ヤン)氏が選ばれなかったことについて、「李氏は党内の長老軽視が反発を招き、汪氏は(失脚した重慶市党委書記の)薄熙来(ボー・シーライ)氏と同類とみなされたことが原因」とする分析記事を発表した。

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李氏と汪氏は党内のいわば“改革派つぶし”の犠牲になったとみられ、党の長老で元幹部2人が最終手段として「内部調査」の実施を主導したという。「内部調査」は陰で党の実権を握る元政治局委員24人、党の長老十数人がメンバーとなり、数カ月にわたって高級ホテルを舞台に十数回協議したとされる。

この中で、李氏は党内の長老たちと“疎遠”だったことがネックに。5月時点では常務委員入りが確実視されていたが、10月には長老軽視を理由に“李氏下ろし”の声が高まったという。一方の汪氏は、薄氏同様に民間企業関係者の人気が高く、長老らが“右派の薄熙来”と判断。党内の親毛沢東グループの反発、薄氏支持者の巻き返しを避けるため、常務委員入りが見送られた。(翻訳・編集/AA)

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