中国には水がない!この問題への対処が、習近平総書記にとっての喫緊の課題だ―米メディア

Record China    2012年11月27日(火) 15時4分

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23日、CNNは習近平総書記にとって喫緊の課題となる中国の水問題について取り上げた。人口が多い中国はもともと1人当たり水資源量が少ないが、汚染によってさらに水不足が深刻化している。写真は江蘇省の高速道路サービスエリアに掲示された「水を節約」の標語。

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2012年11月23日、CNNは習近平(シー・ジンピン)総書記にとって喫緊の課題となる中国の水問題について取り上げた。

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「中国人民は生活を大事にしています。よりよい教育、より安定した仕事、より良好な医療、より暮らしやすい生活条件、より美しい自然環境を求めているのです」とは習総書記の就任演説の一節。習総書記が指摘するとおり、中国は急速な経済成長の代価として水と空気の劣化という環境問題に直面している。

中国13億の人口は全世界の20%に相当する。しかし水資源の保有量は6%に過ぎない。中国の1人当たり水資源量はきわめて少ないのだ。北京市民の1人当たり水資源量は100立方メートル。国連が定める基準値である1000立方メートルの10分の1という少なさだ。

ただでさえ少ない資源をさらに減らしているのが環境汚染だ。ある中国人は言う。子どものころは故郷の川で泳いでいたが、今では泳ぐどころか、その水を畑にまくことすらできない、と。ひどく汚染されているため農作物が枯れてしまうのだという。

水不足、汚染の深刻が続くなか、その対策は習近平総書記にとって喫緊の課題となっている。現在のような消費モデルは持続不可能だ。香港の民間非営利団体(NPO)・中国水リスクは、水の価格を数倍に引き上げて消費を抑制するべきと提言する。市民の不満、企業の負担増を招く決断を習総書記は決断できるだろうか。(翻訳・編集/KT)

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