Record China 2019年9月2日(月) 8時50分
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30日、環球時報は、仏メディアの報道を引用し、世界的に人気の抹茶味が日本の緑茶産業を救うことができるかについて分析する記事を掲載した。写真は抹茶アイス。
2019年8月30日、環球時報はAFP通信の報道を引用し、抹茶味が世界的に人気となっているが、これが日本の緑茶産業を救うことができるかについて分析する記事を掲載した。
記事は、「抹茶アイスクリームや抹茶ケーキ、抹茶チョコレートなど、抹茶という特殊なアジアの味がいま世界中で流行している」と紹介。日本当局の統計として、「昨年の緑茶輸出量は約5000トンで、その主要な輸出先は米国」と伝えた。
一方で、日本国内では緑茶の飲用量が減少していると記事は指摘。「現在、お茶をよく飲むのは60歳以上が多く、日本のメーカーは新型の茶飲料で若者を引き寄せようとしており、マンゴーなどのフルーツ味の緑茶を開発している」と伝えた。
また、日本人が最もよく飲む緑茶である煎茶市場の現状も決して明るいものではないと記事は説明。「静岡県は日本でも有名な煎茶の産地」と紹介し、「近年では煎茶の消費が低迷している」と指摘した。記事は、煎茶の平均価格が抹茶を大きく下回ることを説明した上で、「静岡県の茶葉生産農家は『苦戦』しており、煎茶から抹茶(てん茶)生産への転換を希望しているが、転換は容易なことではなく、少なくとも数年はかかる」と伝えた。
では、抹茶の生産量拡大が日本の茶産業を救えるのだろうか?AFP通信の取材に応じたある業者は、「抹茶はいま世界中で人気だが、世界中で生産しているものでもある。日本は唯一の抹茶生産国ではなく、われわれは世界的な競争に直面している」との見方を示したと記事は伝えた。(翻訳・編集/山中)
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