ロボットの導入が激増、14年には世界最大の工業ロボット市場に―中国

Record China    2012年11月19日(月) 7時31分

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14日、人口構造の変化や労働コストの上昇により、中国でロボットの導入が急速に進んでいる。写真は上海で開催された中国国際工業博覧会。

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2012年11月14日、インド紙ヒンドゥーによると、人口構造の変化や労働コストの上昇により、中国でロボットの導入が急速に進んでいる。中国が導入する工業ロボットは14年には3万2000組に達し、世界最大の工業ロボット市場になるとみられている。15日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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中国企業が工業ロボットの導入を進めることには様々な理由がある。ロボットはエネルギー効率を高めるられるだけでなく、人間ができない複雑な作業や危険な作業もできる。しかし、最大の理由は生産年齢人口が減少しつつある中国の人口構造の変化と労働コスト上昇の問題を緩和できることにある。

中国では昨年、工員1万人に対して21組の工業ロボットが導入されていたが、世界のロボット導入の状況を見ると決して多い方ではない。日本では工員1万人に対して55組、ドイツでは同251組が導入されている。

しかし、この状況に大きな変化が生じている。iPhoneの製造などで知られ、中国で大規模な工場を展開している台湾系EMS工場の富士康(フォックスコン)は、3年以内に工員100万人につき1万組の工業ロボットの導入を決定した。

工業ロボット以外の分野でもロボットの導入が進んでいる。今年3月、あるレストランが調理ロボットを導入して話題になった。経営者の崔潤官(ツイ・ルングワン)氏は「人材市場のニーズの多様化によって、若者はこうした汚くて疲れる仕事を敬遠するようになった。今後も科学技術の発展に伴って、様々なケースでロボットが人間の代わりをするようになるだろう」と話している。(翻訳・編集/HA)

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