揚子江の絶滅危惧種・スナメリの生息調査開始、保護しなければ15年後には絶滅の恐れ―中国

Record China    2012年11月13日(火) 17時20分

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11日、中国の大河・揚子江(中国名・長江)で絶滅の危機に瀕しているスナメリの生息調査が開始された。写真は12年11月、南京で確認されたスナメリの群れ。

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2012年11月11日、中国の大河・揚子江(中国名・長江)で絶滅の危機に瀕しているスナメリの生息調査が開始された。06年以降最大規模となる。中国メディアは、調査結果は揚子江全域の生態保護や環境保護に対する警鐘となるだろうと報じている。ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語サイトが伝えた。

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揚子江にはかつて、白●豚(揚子江カワイルカ、●は魚偏に耆)、揚子江スナメリという2種類の希少動物が生息していた。しかし、ダム建設などによる生態系の変化や工業汚染の影響により、06年の調査時には揚子江カワイルカは1頭も発見されず、揚子江スナメリは約1800頭が確認されたに過ぎなかった(訳者注:揚子江カワイルカは07年8月に絶滅が宣言された)。

今回の調査チームの責任者の一人・王丁(ワン・ディン)博士は「揚子江スナメリは恐らく1000頭程度しか残っていないと推測される。この減少ペースから判断すると保護活動をしなければ15年後には絶滅する可能性があると専門家は予測している」と話している。(翻訳・編集/HA)

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