全国初?羽が白化したツクシガモ、見つかる=可哀想に、白の羽は求愛に不向き―江蘇省徐州市

Record China    2012年11月12日(月) 16時26分

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9日、中国・江蘇省徐州市にある雲龍湖で、羽が真っ白の野生のカモが発見された。生物学者によると、カモは「ツクシガモ」と呼ばれる種類のもので、羽が真っ白の個体は極めて貴重。

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2012年11月9日、中国・江蘇省徐州市にある雲龍湖で、羽が真っ白の野生のカモが発見された。中国徐州ネットが伝えた。

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生物学者によると、カモは「ツクシガモ」と呼ばれる種類のもので、羽が真っ白の個体は極めて貴重。

今までに、突然変異で白くなったマガモやカルガモなどは発見されているが、ツクシガモの白化個体の発見は全国初の可能性が高いという。このツクシガモを発見した、鳥類の研究や保護活動を行っている江蘇省師範大学の馮(フォン)教授によると、ツクシガモ自体の個体数が少なく、その中でも白化はさらに珍しい。白化は色素遺伝子の突然変異によるものとみている。

カモの性別は分かっていないが、いずれにしろパートナーを見つけるのは難しいと馮教授はいう。野生のカモは主に羽の色の鮮やかさや光沢などで求愛を行うため、羽が真っ白のこのカモはほかのカモに比べ圧倒的に不利だという。

このカモは越冬のために同市に訪れている可能性が高いが、単に小休憩のために立ち寄った可能性もある。カモに怪我があるのか、いつ飛び立つのか詳しくはわかっていないため、馮教授は定期的に観察が必要だと話している。さらに、同市の野生動植物保護管理機関もこのカモに注目しており、専門家と共に観察を続けると述べた。(翻訳・編集/内山)

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