中国マラソン大会の国旗投げ捨て騒動=別の選手「私ならお金より国旗選ぶ」発言に批判の声

Record China    2018年11月20日(火) 15時20分

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20日、中国で行われたマラソン大会で中国人選手が大会ボランティアから手渡された中国国旗を投げ捨てた問題で、別の中国のマラソン選手が「国旗は国の象徴。私ならお金より国旗を選ぶ」と主張したことに、中国のネット上では批判的なコメントが多く寄せられている。

2018年11月20日、中国江蘇省蘇州市で先日行われた女子マラソンの大会で、アフリカの選手とトップを争っていた中国人選手が大会ボランティアから手渡された中国国旗を投げ捨てた問題で、同じ中国のマラソン選手の魏静(ウェイ・ジン)が「国旗は国の象徴。どんな時も尊重しなければならない」とし、「お金と国旗なら、私は国旗を選ぶ」と主張したことに、中国のネット上では批判的なコメントが多く寄せられている。

18日に行われたマラソン大会で、中国の何引麗(ハー・インリー)はゴールまで残り数百メートルという位置でアフリカの選手とトップを争うデッドヒートを繰り広げていた。すると、突然コース脇にいた大会ボランティアが中国国旗を何に向けて差し出した。何はこれを受け取らなかったが、その先にいた別のボランティアが再び国旗を差し出した。何はこれを受け取ったもののペースを乱され失速、やむなく国旗を路上に投げ捨てた。

一部のネットユーザーから「祖国の国旗を投げ捨てるとは何事か」と問題視する声が上がったことを受け、何は「投げ捨てたのではありません。国旗が雨でびしょびしょに濡れていて、腕もこわばっていたので、落としてしまったのです。申し訳ありません」と釈明し謝罪した。

中国版ツイッターの微博(ウェイボー)では、魏の発言について、「今後、彼女に給料を出すな。毎月、国旗を一つ渡せばいい」「愛国心は心の中に持つべきものであり、実際の行動で国家や社会に貢献するために用いるものだ。国旗を掲げることが愛国ではない」「金銭と国旗はいつから対立する関係になったんだ?。概念のすり替えだ」「レースで優勝を狙うのは、国のために栄誉を勝ち取るためだ。彼女の頭の中には金のことしかないようだな」とするコメントが多くの共感を集めていた。(翻訳・編集/柳川)

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