Record China 2018年11月26日(月) 22時20分
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旅行情報を扱う雑誌「時尚旅游」のオンライン版は22日、「なぜ中国人観光客は日本に熱くなるのか」と題する記事を掲載した。写真は銀座の中国人観光客。
日本を訪れる中国人観光客が増加を続ける中、日本はなぜ旅行先として優れているかが中国で頻繁に議論の的になっている。
日本政府観光局(JNTO)が21日に発表した10月の訪日外国人客データで、中国は前年同月比7.8%増の71万5300人となった。10月としては過去最多で、相変わらず顕著な伸びを見せている。
そうした中で、旅行情報を扱う雑誌「時尚旅游」のオンライン版は22日、「なぜ中国人観光客は日本に熱くなるのか」と題する記事を掲載した。記事は、「ここ10年来、日本はずっと中国人観光客に人気の目的地の一つであり続けている」とし、その主な理由として3点を挙げた。
まず、距離的に近いこと。「飛行機に乗れば3時間ほどで着き、欧米に比べて旅費も安く済む」ことが魅力だとしている。特に今年の国慶節(建国記念日)は連休が7日と比較的短かったため、近距離の旅行に人気が集まった。
2点目は、文化や食習慣が近いこと。海外旅行で懸念されることで多くの人が食を挙げる。一昔前は、海外旅行に行く際には自国のカップ麺を大量に持っていくことが常識になっていた。食事にこだわる人が多い中国人にとって、味はもちろん、健康や安全面でも心配がないことは、旅行先の選定に大きなプラス要素になっているようだ。
3点目は、治安の良さ。同じく中国人に人気の東南アジアと比べて犯罪率が低いことで、特に子どもやお年寄りなど家族旅行で訪れる先として人気が高いようだ。
記事はこの3点の他にも、「物価はやや高いものの、値段はきちんと明示してあり、商品相応の値段が付いている。国内のように、観光地の商品の値段がとんでもなく高いことはない」「サービス業が発達していて、店員の接客が素晴らしい」といった点も挙げている。
ネットユーザーからは「国内の観光地はどんどん値段が高くなっているから。この点は日本に学んだ方がいい」「サービスが良くてぼったくりがないからね。(日本に)行ったことがある人だけが、その差が分かるんだ」「10月に半月ほど日本を旅行したが感慨深かった。ブランド品はだいぶ安いし、どこへ行っても店員は笑顔で礼儀正しい。空気もきれいで、公衆トイレも清潔。どうりでリピーターが多いわけだよ」といった声も上がっており、中国人が感じる日本の魅力が多方面に及んでいることがうかがえる。(北田)
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