中国の「栄光の10年」が終わった=胡錦涛体制が残した負の遺産―独メディア

Record China    2012年11月11日(日) 16時11分

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9日、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレ中国語サイトは記事「中国のスーパー時代はすでに終わったのか?」を掲載した。GDPを3倍にした胡錦涛体制だが、負の遺産も残されている。その写真は8日、北京市、天安門広場の警備。

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2012年11月9日、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレ中国語サイトは記事「中国のスーパー時代はすでに終わったのか?」を掲載した。

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過去10年の胡錦濤体制は「中国のスーパー時代」として記憶されるだろう。GDP、世帯当たり収入、高速道路路線延長、冷蔵庫保有台数、電力消費量は3倍に成長。新生児死亡率は半分に減少した。中国官製メディアが「栄光の10年」と呼ぶゆえんだ。

しかし高成長の影で積み重ねられてきた弊害も明らかだ。消費と外需が落ち込むなか、投資頼みの経済構造が突出している。今やGDPに占める投資の比率は50%以上。インフレ対策から公共事業をひかえた昨年から一転、今年は再びインフラ建設を大々的に推進しているが、この投資がなければ経済成長率は5%も落ち込むという。

また国有企業の強大化や補助金頼みの産業構造など、国家の役割肥大も限界にきている。もはや中国にとって改革以外の道は残されていないが、中国共産党高官はあまりにも巨大な既得権益集団を築いてしまった。自らの利権にメスを入れるような改革が習近平(シー・ジンピン)政権に可能なのか、疑問を抱く人も多い。(翻訳・編集/KT)

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