Record China 2018年12月1日(土) 15時10分
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中国のネット上に東京旅行へ行った中国人による旅日記が掲載された。写真は作者提供。
中国のネット上にこのほど、東京旅行へ行った中国人による旅日記が掲載された。以下はその概要。
北京の夜の通りと違って、東京の街の日本人は疲労感と憔悴(しょうすい)感が際立っていた。特に居酒屋から出てくる客の顔は、世の中の移り変わりを経験したという様子が表れている。酔っ払いは多いものの、米国の夜とは違って安全面の心配はない。東京に住む友人は、日本の治安は信頼でき、東京では夜中の1時でも外出できると語っていた。
渋谷の近くで宿泊したため、明治神宮と渋谷の有名な交差点へ行って写真を撮ることにした。明治神宮では日本式の結婚式に遭遇したが、全過程が非常に厳粛だった。明治神宮の中でまるまる1時間を過ごした。明治神宮や京都の伏見稲荷大社は、確かに日本有数の大神社である。特に明治神宮は、緑化面積が極めて大きい。後で知ったのだが、ここは明治天皇のために建てた神社とのことだ。
率直に言って、渋谷に来てみて、そしてその後の新宿も含めて多少なりとも失望させられた。北京に長く滞在すると、この種のにぎやかな景色は別に珍しいものではないからだ。違いといえば、人が多いか少ないかというだけ。本当に違いを見つけるとすると、それは日本人の道路横断は確かに秩序正しいということだろう。渋谷の人の流れを撮るために、あの有名な交差点で2時間ほど待ち、午後から日暮れまで撮影した。
日本に留学している友人が浅草寺へ連れて行ってくれた。行く前に彼女は、「浅草寺にはあまり期待しないように。とても小さいよ」と言った。初めは信じていなかったが、本当の姿の浅草寺を見た後、その通りであることが分かった。浅草寺と浅草神社の2つを合わせても、建物面積は故宮の太和殿にも及ばないだろう。でもこれは日本で最も有名な神社仏閣の1つであることの妨げとはならない。友人は、「日本人は毎年1月1日の元旦に線香をたく習慣があり、その時には人でいっぱいになる」と言った。浅草の建築物には、確かに漢や唐の建築物の面影があった。私は色彩に敏感なためか、この種の黒と赤を組み合わせた建築物には特別な好感を持つ。そして、これこそが日本の古代建築物に私が引き付けられる点なのだ。
浅草寺の後、友人は学校で授業があるので、私には秋葉原へ行ってはどうかと提案してくれた。どちらかといえば、秋葉原の人気の方が高いようだ。JRの駅を出るとすぐ、自分が二次元(注:中国で、イラストや動画など、平面上の図像を指すさによく用いられる表現)の世界へ来たことに気が付いた。道路には各種のコスプレをした女性が店の宣伝をしている。当然、漫画、アダルト、ゲームがメインだ。秋葉原の街を歩くと、二次元に疎い私はただ、日本はアニメ産業をこのレベルにまでしたのかと感慨深く思うだけだった。しかしそれだけで、このソフトパワーには敬服させられた。(翻訳・編集/山中)
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