次期指導者の習近平氏、軍事と外交すでに基盤あり―米紙

Record China    2012年11月14日(水) 17時42分

拡大

4日、米紙によると、中国の次期指導者と目される習近平氏はすでに軍事・外交の面でかなりの基盤を築いている。写真は党大会の開催を祝う中国の兵士。

(1 / 5 枚)

2012年11月4日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル中国語サイトによると、米ニューヨーク・タイムズは同日、中国共産党第18回全国代表大会を目前に控え、中国の次期指導者と目される習近平(シー・ジンピン)国家副主席がすでに軍事・外交の面でかなりの基盤を築いていると伝えた。

その他の写真

習近平氏の父・習仲勲(シー・ジョンシュン)氏は革命の功労者として八大元老の1人に数えられた人物で、生前は軍と深いつながりを持ち、副首相など政府中央で重要なポストにも就いていた。そのため、息子の近平氏は中国共産党総書記の地位に就けば軍との深いパイプを受け継ぐこととなり、胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席が10年前に党総書記に就任した時とは比べものにならないほどの基盤を持つことになる。

また、習近平氏は早い段階から中国共産党中央軍事委員会弁公庁で働いていたほか、同委員会秘書長の秘書も務めており、自身も軍とはパイプを持っている。仮に胡錦濤国家主席が中央軍事委員会主席の座を2年間手放さないとしても、残り8年間は軍を直接指揮できることになる。

外交面では、08年3月に国家副主席に着いてからすでに50数カ国を訪問している。胡錦濤氏は国家副主席を務めていた時期に17カ国しか訪れていない。また、これまでの10年間は海外から原材料を得ることに重点を置いた政策をとっていたが、今後は軍事力に重点を置いたものにシフトしていくとみられ、ここ数カ月間の民族主義を前面に出した動きはそうした今後の外交政策を予感させるとアナリストや外交関係者はみている。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携