ジャッキー・チェン最新作「チャイニーズ・ゾディアック」、国宝奪還を訴える―北京市

Record China    2012年10月31日(水) 22時27分

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30日、ジャッキー・チェンの監督・主演最新作「チャイニーズ・ゾディアック」が、小道具に使用した十二支の頭像を北京の円明園に寄贈した。

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2012年10月30日、ジャッキー・チェンの監督・主演最新作「チャイニーズ・ゾディアック」(中国語題:十二生肖)が、小道具に使用した十二支の頭像を北京の円明園に寄贈した。京華報が伝えた。

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「チャイニーズ・ゾディアック」は、中国で今年12月20日から公開予定。1860年にフランス・イギリス連合軍が円明園に侵入した際に持ち去ったとされるお宝「十二支頭像」の奪還を描いたもの。2009年にパリでこの一部がオークションにかけられ、世界的な話題になったことをきっかけに、ジャッキーが映画化に乗り出した。

30日、映画で使用した小道具の十二支頭像が円明園に寄贈されることになり、そのセレモニーにジャッキーが出席した。小道具と言っても、オリジナル像の制作方法や形状を10人の専門家が6年がかりで研究してきたうえ、2年を費やして作られたもの。銅95%のブロンズ像で、非常に高価なものだ。

国宝級の芸術品が海外に流出し、売買の対象となっていることに感じた憤慨が、映画を作る原動力になった。「国宝はその国のもの。元の国に戻されるべきだ。世界のあらゆる文明が平等に尊重されるべき」とジャッキーは語っている。また、オリジナルの十二支像は4つが行方不明のままだが、映画がそれらを捜し当てるきっかけになってほしい、と話していた。(翻訳・編集/Mathilda

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