<尖閣問題>中国は自ら事を起こしたりしない、しかし恐れてもいない―中国外務次官

Record China    2012年10月27日(土) 23時23分

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26日、中国の張志軍外務次官は国内外のメディアとの記者会見を行い、日本政府による尖閣諸島国有化問題について、中国の立場と主張を明らかにした。写真は張次官。

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2012年10月26日、中国の張志軍(ジャン・ジージュン)外務次官は国内外のメディアとの記者会見を行い、尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題に対する中国側の立場と日中関係について述べた。27日付で新華社が伝えた。

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この記者会見に招かれたメディアは、新華社、中国中央電視台、中国国際広播電台、チャイナ・デイリー、英ロイター、スペインの通信社EFE、米ウォール・ストリート・ジャーナル、ブラジルのフォリャ・ジ・サンパウロ、日本の朝日新聞、韓国の聯合ニュース、シンガポールの聯合早報など13社。

張次官は「釣魚島はもともと何の問題もなく、領土主権争いなど存在しなかった。1895年に日本が釣魚島を違法に盗み、占有したことから問題になり、争いに発展した」と主張。日本政府による尖閣諸島の「購入」は、「中国の領土主権への著しい侵犯だ」と強く非難すると同時に、「この茶番は日本の右翼勢力による意図的な挑発であり、日本政府はこの勢力を抑えることもせず、逆に右翼が望む通りのことを実行している」と批判した。さらに、「日本の右翼勢力の危険な政治傾向は、過去にもアジアに巨大な災難をもたらしている」と述べ、「歴史の悲劇が再び繰り返されないとも限らない」と、強い危機感を記者たちに印象づけた。

張次官は「中国はこれまで対話と交渉で平和的に国際紛争を解決するよう主張してきた」と述べる一方で、「中国が自分から事を起こすことはないが、そうなることを恐れてはいない」と発言。「もしも何者かが領土主権問題で中国が譲歩できる最低ラインに挑戦するならば、われわれは引き下がったりしない。強力にこれに対応し、平和発展の道を進むために干渉と障害を排除しなければならない」と、あくまでも強気の姿勢を内外に示した。(翻訳・編集/本郷)

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